利点は?くるみんマークのメリット
企業がくるみんマークを取得するメリットを紹介します。具体的にどのような利点があるのでしょうか。
イメージアップの効果がある
まず、くるみんマークを使用することで自社のイメージアップにつながります。子どものいる人でも働きやすい職場であることを世間にアピールできます。自社の商品や広告にも使用できるので、顧客が受けるブランドイメージも高まるでしょう。
労働環境の改善につながる
くるみんマークを取得するためには、一定の認定基準を満たさなければなりません。その中には、年次有給休暇の取得促進や、残業・休日出勤の抑制などが含まれます。これは、子どもを持つ従業員だけでなく、すべての従業員にとって働きやすい環境であるといえます。くるみんマークの取得が労働環境の改善につながり、社員満足度も向上します。
また、従業員が育児によって勤務時間が短くなっても対応できるよう、業務の効率化が行われるため、企業の生産性が向上します。生産性が向上すれば、それに伴い業績がアップし、結果的に従業員にも還元されます。
採用活動を有利に進められる
くるみんマークを取得すると、厚生労働省のホームページに企業名が公表されます。「国から認定を受けている企業」というイメージがつくので、結果的に優秀な人材が集まりやすくなります。多くの人に企業名を知ってもらえる点も、採用活動においては大きなメリットです。特に、女性にとって育児と仕事の両立は転職先を選ぶ際の重要な基準となります。
モチベーションアップにつながる
年齢や性別を問わず働きやすい環境が整備されていれば、従業員のモチベーションが上がります。事実、厚生労働省が行った調査によると、育児休業・育児休暇を取得することで「職場への帰属意識が高まった」「職場に対して仕事で応えたい」と思えたと回答する人が多かったようです。子育て支援のシステムが構築されていることが、仕事のモチベーションにもつながります。
助成金を受け取れる
認定を受けている企業は、公共調達で加点評価されます。政府による総合評価落札や企画競争による調達が行われる際に案件を獲得しやすくなる点も、企業にとっては大きなメリットです。また、認定を受けている企業は助成金を受け取ることができます。中小企業が「中小企業子ども・子育て支援環境整備事業」を実施する際、50万円を上限に助成金が交付されます。対象となる経費は、「職員給与」「各種手当」「社会保険料事業主負担金」などです。
このサイトのおすすめ記事
-
注意!鵜吞みにしないこと
くるみんマークを取得していても、実際は劣悪な労働環境で従業員を働かせているケースも少なくありません。そのため、鵜吞みにせず実態を調査する必要があります。「見せかけ育休」には注意しましょう。
-
国内最大級の転職エージェント「レバウェル看護」
育児と仕事の両立を目指す看護師はレバウェル看護に登録しましょう。看護師の転職活動を強力にサポートしてくれる転職エージェントです。その規模は国内最大級で、転職支援実績も豊富です。
-
くるみんマークとは
厚生労働省が認定を行っており、子育て支援に取り組んでいる企業に与えられます。厳しい認定基準をクリアした企業だけが使用できる認定マークで、育児と仕事を両立したい人が転職する際の基準となります。